保育士の給料を徹底解説|月収・年収・ボーナスはどうなっている?
パワハラとは「パワーハラスメント」の略語で、職務上の地位や人間関係などの「職場内での優位性」を背景に行われる精神的・身体的な暴力行為です。
モラハラとは「モラルハラスメント」の略語で、職場では指導と称し言葉や態度でいじめに近い行為を繰り返すことです。
保育園は外部とのつながりが少なく、こういったハラスメントが起こりやすく、人間関係の難しさから退職につながることも少なくありません。今回は元保育士が保育園内で実際に起こっていたハラスメントの実例を通して、運営・経営側にできることを考えます。
保育園での勤務は、外の社会とのつながりが保護者など限られたものしかなく、どうしても閉鎖的になりがちです。
経験の差が1年しかなくても上下関係が厳しく、パートと正職員との差もあります。
こういったことが、保育士同士で態度や言葉の端々に出てしまうことからモラハラ・パワハラになりやすいと考えられます。
また、園長をはじめとした事務局長、主任なども長く勤務することでそういった環境に慣れてしまうため、良くないと分かっていながら変えようとしない風潮もありがちです。
新しく入った職員や保育士は、そういった園の独特な雰囲気がつかめず、人間関係に悩みを抱き、モラハラやパワハラを受けていると一方的に感じてしまうこともあります。
園の風潮だからとモラハラ・パワハラと意識せず指導が厳しくいきすぎてしまうことも多くあります。
それでは、どういったハラスメントが実際の現場であったのか見ていきましょう。
このように、人と関わること、コミュニケーションを取りながら仕事をすることが多い保育士ですが、モラハラ・パワハラと受け取れる行為がクラス内で行われるため、園全体では把握できず、された方も誰に訴えて良いかわからず、今後は仕事がしにくくなるため耐えていることが多くあります。
このようにプライベートな権利がなかなか通用することがなく、辛い思いをしている人はたくさんいます。
こういったモラハラ・パワハラは実は保育園には多くあり、黙認されていたり、通例という雰囲気があれば、長く働く気持ちになれず、退職を考えてしまう人もいることでしょう。
まずは信頼のおける同僚に相談してみる、上司や園長に話してみることが大切です。
小さな子どもたちと関わる保育士の仕事は、豊かな人間性や心からの笑顔がなくてはならない仕事です。
相談をもちかけられた上司や園長は、まずは話を真剣に受け止め、園の中を改善すべく話し合いの場を持つ必要があるでしょう。
保育士は子どもたちを育てる大切な仕事です。
心も体も元気に気持ちよく働いていくために、運営側は職場の人間関係にメスを入れる勇気を持ち、モラハラ・パワハラを失くすべく改善をしていくことが望まれます。
長く勤務し経験を積み、良い保育士を育てるためにもぜひハラスメントは失くしていきたいものですね。