保育園の定番行事・イベント|季節ごと年間ごとのスケジュール管理
今や社会は少子化の時代となりましたが、働く保護者がほとんどであり、幼稚園・保育園のニーズはどんどん高まる一方です。
たくさんある保育園の中から保護者や子どもに選んでもらえる保育園とはどういった特徴があるのでしょうか。
英語やリトミック、習字やお茶など習い事が充実している、行事が豊富、保育士が明るく懸命など、様々な人気の訳があるはずです。
そこで今回はどういった保育園が選ばれているのか、調べてみましょう。
今は口コミで様々な情報があっという間に広がっていく時代となりました。幼稚園や保育園の保育内容や雰囲気も、保護者の口コミや噂がどんどん広がっていきます。そういった広がる情報をひも解いてみた時、保護者の求めていることが見えてくるのではないでしょうか。
保育の目標や、保育園の目指していることについて保護者会などできちんと説明があり、それに沿った保育をしているのを感じることができると、信頼感が上がります。
クラス全体としてはもちろん、子ども一人ひとりを大切に見ているのが伝わると保護者は安心します。小さなエピソードや、成長したことを保護者に伝えてくれるのはもちろん、仕事で忙しい保護者にねぎらいの言葉をかけてくれる、また、子育ての悩みに寄り添ってくれることは保護者にとって何よりもうれしいことなのではないでしょうか。
保護者との全体懇談や個人懇談、個々のお便り帳やクラス便りなどで、親がなかなか気づかない子どもの姿や成長、ちょっとした問題点などを的確にとらえており、それを保護者にも伝えてくれると、保護者はとても安心するのではないでしょうか。
集団生活では、様々な行き違いによる連絡ミスや、ときにはケガに繋がってしまうトラブルもあります。大勢の子どもを少ない保育士で責任を持って見るのは本当に大変なことです。しかし、そういったトラブルやミス、ケガが起きたときになぜそうなってしまったのか、原因を把握しきちんと説明とお詫びがあれば保護者も納得してくれるのではないでしょうか。
お詫びをきちんとすること、原因を究明すること、同じことが起こらぬよう対策を約束すること、これらができていれば保護者も仕方がなかったと受入れ、信頼関係が崩れることはありません。大切なお子さんをお預かりしている以上は、何かあったときの責任を持って対応する姿勢を明確にしていきましょう。
幼児教育にも色々な種類がありますが、保育士や教諭が学習した上で子どもたちに教育していたり、外部から講師を招いて教育している保育園は人気があるでしょう。
モンテッソーリ教育とは、マリア・モンテッソーリという女性医学者によりイタリアで始められた教育法です。目指す子ども像としては、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」こと。
子どもたちは「お仕事」と呼ばれる様々な教具を使って課題を行うことで、目指す子ども像に近づけます。
ハサミを使って切る、ひもを通す、縫物をするなど、日常生活の練習によっては秩序立った体の動かし方を身につけるとともに、自立心や独立心を育みます。
「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法を習得するため、感覚教具が使われます。円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどの教具があります。
言語発達を促す教育法で、絵カードや文字カードを使い、言葉や文章を作たり、絵カードでお話しを作ります。このように遊びを通して文法や文章を学びます。
算数棒やビーズを使って数の概念や簡単な計算を習得します。遊びを通しての計算なので見に付きやすく抽象的なものの理解の仕方や、論理的な考え方を学びます。
世界地図や日本地図を使ったパズルや塗り絵、地区ごとに分かれた絵カードを使って地理を学び、世界の音楽や歴史についても学びます。
モンテッソーリ教育を採用している保育園はほとんどが縦割り保育であり、クラスは異年齢で構成されています。子ども同士でペアを作りお世話係が年少児の面倒を見ることで自立心や慈愛の心を育てます。
シュタイナー教育とは、オーストリアの哲学者であるシュタイナー博士が考案し、ドイツから世界中に広がった教育法です。一人ひとりの個性を尊重し、「からだ」「こころ」「あたま」の順を追って7年の時を経て学ぶことを目的としています。いずれ子どもが大人になったとき、自分のすべきことが自分で決められる、自立したバランス良い大人を目指します。
からだをダイナミックに使う、ち密な工作をして頭をよく使うことを目的にしています。子どもの発想を大切にし、大人が課題を与えるばかりではなく、子どもの思い付きを遊びにし、自然の中で生まれた遊びを大切にしながら日々の保育や教育に取組みます。
規則正しく時間を守ることを目的にしています。例えば好きなことをしていても気持ちを切り替え片付けができる子どもを育てることを目的としています。精神のバランスを整え、無意識に生活の規則正しさを身に着けられるようにしていく教育です。
情緒や豊かな感情を育てるために、良き環境を与えそれに直に触れられるようなチャンスを与える教育です。いい音楽を聴く、自然に直に触れる、演劇や絵本などを見ること、おいしいものを食べることなど、感覚を研ぎ澄ませ、敏感になり刺激を受けて心や感情を育てることを目的にしています。
普段の保育以外に教師や保育士が勉強し、子どもの習い事のような特別なプログラムを実施している保育園は保護者に人気です。代表的なものをご紹介しましょう。
教育熱心な保護者は少しでも早いうちから英語に触れさせたいと思っているはずです。
今や小学校から英語教育がスタートする時代となりました。少しでも英語に慣れ親しんでおくことで、違和感なく楽しく英語が身に付きます。幼稚園や保育園では教師や保育士が勉強し子どもに教えている保育園の他、ネイティブの英語教師を外部から招いていることを強みにしている保育園もあり、大変人気が高くなっています。
音楽リズムは様々なメリットがあります。音を聞いて体を反応させる即時反応的な運動は、将来様々なことへつながる集中力を育てます。これもまた、教諭や保育士が勉強し子どもに教えている保育園と、外部講師を招いて時間を設けている保育園があります。リトミックはなかなか保育園外で教室を見つけるのが難しいので、取り組んでいる保育園は人気が高まっています。
体育教室の講師を招いて、マット運動や鉄棒、跳び箱を始め、早く走る方法やボールを使った遊び、竹馬など小学校で行う体育の授業を想定した体操教室がある保育園も人気です。
運動は苦手意識を持ってしまうとなかなか上達しないものです。専門の知識や教育方法を知っているプロがいる保育園は人気が高いことでしょう。
運動会やお遊戯会を始め、様々なイベントや行事があると子どもも保護者も楽しみがあるので人気が高いでしょう。
幼稚園はもちろん、お仕事を持っている保護者が多い保育園でも、親子遠足の出席率は高く楽しみにしている親子がほとんどです。この他、親子で参加ができる芋煮会や、カレーパーティー、夏祭りなど、小さな頃だからこそ親子で参加でき、思い出に残る行事やイベントがある保育園は人気があります。
動物園見学や科学館へのお出かけ、バス遠足など子どもが日常ではなかなか味わえない園外保育がある保育園は人気でしょう。働く保護者であればなかなか子どもとお出かけする時間を作れないため、保育園でこういったお出かけがあれば喜ばれるはずです。
保護者向けの育児講演会や勉強会、お料理教室や給食試食会など、保護者の楽しみや勉強になるイベントや行事がある保育園も人気が高いでしょう。
また、保護者と教師や保育士との懇親会や食事会があるのも喜ばれます。
選ばれる保育園になるためにどんな特徴があればいいのかをご紹介しました。
イベントや行事、特別な教育や園外保育などはもちろんですが、やはり一番大切なのは教諭や保育士が誠意をもって子どもや保護者と向き合い信頼関係を築き、安心して子どもを預けられる保育園です。そういったことは入園前の保護者には伝えにくいもので、目にも付きにくいことです。
保育園解放や見学会などを重ね、そういった場面でも誠意をもって笑顔で接することで必ず良い雰囲気は伝わるはずです。
たくさんの方に信頼される保育園を目指しましょう。