ICTシステム導入で変わる保育の現場|保育所が導入するメリットは?

備品・サービス

2019年12月3日

保育士は保育以外に事務作業など、多くの作業を行っており、その業務負担は計り知れません。業務負担が保育士の離職率と関係している近年、保育所を運営するうえで保育士の事務作業を少しでも軽減・削減したいと思う経営者も多いと思います。そこで検討したいのがICTシステムの導入です。ICTシステムを導入することで保育士の事務作業を軽減・削減し、効率的に仕事を進め園児に向き合う時間を作りやすくなります。働きやすさが改善し、保育士不足に対応できる希望となるでしょう。

ICTとは?

ICTとは「Information and Communicaion Technology」を略したもので、「情報通信技術」のことです。情報伝達を重視したネットワークの活用方法を指します。コンピューターやインターネットなどの技術そのものをIT(Information Technology:情報技術)といい、ITを使った人と人などが通信する応用技術をICTと使い分けされています。

保育所がICTシステムを導入するメリット

ICTシステム導入で保育業務の効率化ができる

指導案作成や保護者連絡など、保育士が毎日行う事務作業は積み重なると莫大な時間になります。その業務を効率化させて、日々の業務の軽減をさせることが、ICTシステムの目的です。具体的に、ICTシステムの導入で指導案や園だよりなど様々な書類も、手間をかけずに作成することが出来ます。書類をネットワーク上で展開することでペーパーレス化し、印刷や配布の負担も軽減できます。大幅な時間の短縮になり、ほかの業務に時間を使えるため、より効率的に仕事が進むでしょう。

保育士の事務業務を軽減する

毎日、多くの保育士が事務業務に追われています。激務を理由に離職する保育士も多く、運営側としても難しい問題だと思います。ICTシステムを導入することで事務作業を軽減・削減し、より業務を効率化できれば、保育士として園児と向き合う時間を増やすことができます。少しでも激務から解放されゆとりが生まれれば、離職率も下がり職場に定着してもらいやすくなります。

月額料金・初期費用はどれくらいかかる?

保育ICTシステムを導入するには、一般的にどれくらい費用がかかるか見ていきましょう。

月額料金

月額の料金は使用するサービスと内容によってことなりまります。例えば、保育のカタログで取扱いがあるコドモンの場合は簡易的な機能だけでしたら月額費用5,000円〜、キッズダイアリーの場合は月額費用10,000円〜導入することができます。ICTツールをサービス提供する事業者によって異なりますが、使用する機能数や園児の人数などによって料金をわけている場合が多いので導入する前に確認しておくと良いでしょう。

初期費用

初期費用に関してはICTツールをサービス提供する事業者によって変わりますが、カスタマイズする場合を除いて多くは初期費用を無料、もしくは少額にしている場合が多いです。ほとんどのICTツールをサービス提供する事業者が、毎月の使用料を保育所に支払ってもらうビジネスモデルのため初期費用を抑え導入しやすくする目的があるからです。まれに園児を持つ保育所や、複数の園を管理したい場合に従来の機能で間に合わない場合は保育所にあわせてカスタマイズ費用をかけて、構築する場合がありますが、ほとんどの保育所は必要ないでしょう。

保育のカタログで取扱いのあるICTシステム

CoDMON(コドモン)


ICTシステム/CoDOMON(コドモン)

保育業界のICTシステム導入実績No.1
コドモンの紹介

KidsDiary(キッズダイアリー)


ICTシステム/Kids Diary(キッズダイアリー)

保育のICTシステムトップクラスのデザイン性(グッドデザイン賞・キッズデザイン賞 受賞)

キッズダイアリーの紹介

補助金・助成金の活用して導入する

現在、日本では国をあげて保育士の業務負担の軽減を図るとともに、保護者にとって必要な情報等を把握しやすくすることによって、子どもたちの福祉の向上を図ることを目的とした、ICTシステムの導入を推奨しています。保育園がICTシステムを導入する際、国や地方自治体にてさまざまな補助金・助成金が設けられています。各自治体によって異なりますので、園でICTシステムの導入を検討しているなら、適応される補助金・助成金がないか一度調べてみることをお勧めします。

まとめ

保育運営で今後欠かすことのできない、ICTシステム。少ない費用で大きなコスト削減になることから、多くの保育所で導入されています。まだ導入されていない保育園はこの機会にぜひ検討してみてください。